2011年に、あるSNSに掲載したものを、そのまま載せます。

ツアー参加者に子供がいたら、かっこつけたいんです。僕も添乗員になりたい!と、思ってもらいたい。

 

「つらいからやめたほうがいいよ。」

 

なんて絶対に言わない。大人だから、子供の前では誇りをもって仕事をしたい。やるかやらないかは、将来子供が自分で決めることでしょう。

 

いやー。でも、こんな文章書いてたなんて、若かったな。青かったな。ある意味、今も若くて青いつもりだけど。

 

 

今回仕事をしたツアーは、37名の大所帯。そして、夏休みシーズンということもあり、家族連れが多かった。小学生高学年女子が1人。中学生女子が1人。大学1年生と高校1年生の姉妹参加が1組。そのほか、高校生女子が1人。

 

親たちは、年齢の近い子供たちが参加しているということで、多少ほっとしていたが、僕は、別の意味で「これはいい!」と思っていた。

 

いままで子供が参加していたツアーで、お客さん同士の諍いや、特定のお客さんの我儘が原因になったトラブルはない。問題を起こしそうな人も、大声は出さずに内緒話をしてくる。大人は皆、旅先では子供の模範になろうとしているようでだ。

 

だから仕事はしやすい。我儘そうなお客さんたちも、我慢すれば、別の場所で見返りがあることが分かってくる。そんな中、今回は(今回も?)、良い雰囲気のままツアーを終えることができた。

 

正式な報告は31日なのだが、企画担当者が新宿のオフィスに土曜日出勤していたので立ち寄った。シリーズ最初のツアーということで、アンケートの結果をかなり気にしていたので、見せにいったのだ。

 

封筒を開けてみると、結果は上々。そして、うれしい記述が2つ。小学生と、高校生の女性がそれぞれ

 

「ツートンさんに案内されて、将来添乗員になりたいと思いました。」

 

これ!子供が参加客にいたら、こういうふうに感じてもらえるように仕事をすることを心がけている。旅行はレジャー産業の最たるもののひとつだ。仕事をしている人間が、つらそうではいけないのだ。彼女たちは思ってくれたのだ。

 

「添乗員ていいな!」

 

と。そう感じるのは、ほんのわずかな間かもしれない。一瞬かもしれない。ひょっとしたら、親に「そう書いてあげたら喜ぶよ」と言われて、記入したコメントかもしれない。

 

でも、それでもだ。

 

子供たちに夢を与えられてよかった。

 


え?かっこつけすぎ??いいじゃん、たまには(笑)

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この時にご案内したのがイギリス。老若男女問わず、みなさんが一番喜ばれたのがコッツウォルズ地方でした。その風景を少しだけ。写真と本文は関係ありません。


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