国内旅行市場が活発に動き始めて、派遣元の国内部署も慌ただしそうだ。

僕にも、先月に声がかかったが、とりあえず支援金がもらえていたし、「人が本当に足りなくなったら」と保留していた。

 

そして今日、再び連絡が入ってきた。「やりませんか。」と。

 

派遣元も、いろいろ考えている。コロナ禍を乗り切るために、添乗以外の仕事も積極的に僕らに提案してくる。が、難しいところだ。もし、働いたとして、収入は支援金+派遣報酬にはならない。働いた分は、支援金から引かれる。支援金は派遣元の事情や個人の実績によってかなり差があるから、仕事の需要はある。しかし、僕のようにギリギリで生活できている者にとっては、去年の収入に合わせた税金や国保の支払いは大変だったから(減額制度を利用しても)、なるべく今年の収入を抑えて、来年の税金も抑えたい。本業の回復が見込めないから、どうしてもそのような考えになる。

とはいえ、派遣元の売り上げ確保のためには、僕らが動いたほうがいい。海外旅行市場が回復した時、万が一、自分をよく知る帰るべき派遣元が潰れていたら悲惨だ。

 

実家のことも一段落ついたし、来月は一本日帰り旅行を受けることにした。旅行会社はA社。海外部門では、僕の主要取引先でもある。そうだ。A社にも協力しなければ。僕の大切な仕事場なのだから。