今日、ギャラが振り込まれた。我が派遣元では、実働の翌月末日に振り込まれる。
3月2日にアフリカから帰国して、最後の振り込みがあったのが、4月末日。助成金と支援金を除けば、自分の口座に振り込まれる、それ以来の久しぶりの収入だった。
実働3日間だから、わずかなものだが、久しぶりに「稼いだ」という実感があって嬉しい。支援金に頼りっぱなしなのも悔しいし、貯えが減っていくだけなのを眺めているのも悲しかった。お金をもらうべき仕事をこなして、その対価を手にする喜びを、今日は久しぶりに味わった。支援金があって生活できても、ギャラがなければ、こんなにも虚しく悲しいものなのだということを、この半年間で嫌というほど味わっていたし、正直、屈辱だった。それが終わったこの日は、僕にとって大切な日だ。ここから、また始めよう。

ところで、国内添乗を始めてから、週に半分近くは温泉に入っている。国内添乗専任の添乗員の楽しみのひとつに、頻繁に温泉につかれるというのがあるらしいが、それをとても理解した。これだけ入っていると、肌がツルツルすべすべするのを実感できるようになる。これが、女性がよくいう「きれいになっている」のを自覚するということなのだろうか。
これが所謂、「見せたい肌づくり」ということなのだろうか(ちなみに見せるつもりはまったくない)。だとしたら、美容ってけっこう楽しいかもしれない。

今日、GOTOトラベルキャンペーンの5月までの延長が提言された。承認されたとして、その先にあるのは?東京の一時的除外?緊急事態宣言?経済を保持しつつ、ウィルスに打ち勝つ動きはこれから始まる。
僕も、きれいになった肌で、すべてを受け止めて戦わなければいけない。

どんなにつらい状況でも、少しはいいことはあるものだ。僅かでも収入を得たり、肌がツルツルすべすべになったり。