地元で自営業を営んでいる弟が、用事があって実家に立ち寄った。「今日の午前中は、痛いところに立ち寄ってきた」というので、どこに行ったかと思ったら、歯医者と税務署だった。それはさぞかし痛かったに違いない。

テレビでは、高校ラグビーが熱い戦いを繰り広げていた。準々決勝以降は好ゲームが多く、本当にエキサイティングだ。今日の一試合目なんて、せっかくつくった焼きそばが、完全に冷めてしまうくらい、目が離せなかったし口も動かせなかった。

 

そんな時、本日の(15日)の東京の感染確認者数の速報が入った。1278人。

 

ここまで来ると、落ち込むよりも、先にいろいろ考えてくるようになってくる。支援金をもらえるのは2月まで。緊急事態宣言が出されたらGOTOキャンペーンの再開はなし。宣言の主旨は「動くな、人と接するな」だから、仕事の内容は限られる。またもや添乗は、当分の間見込めないだろう。

 

考えていたら、派遣元から連絡が来た。内容は仕事の依頼。「大学受験の試験官やりませんか?」

時期は2月。まだ支援金がもらえる時期。働いた分は、日数で計算され、その分は日割り計算で支援金から差し引かれる。試験官の時給は安く、おそらく、仕事を受けたほうが手取りのお金は下がる。

でも、わずかな金額だ。派遣元だって、僕ら同様に苦しい。添乗の仕事がなければ、他で売り上げを上げないといけない。このシリーズで何度もで書いているけれど、派遣元がなくなったら、僕らの帰る場所もない。

 

結局受けた。「いい奴だなあ、僕って。」などと思いながら自分を励ましている。

きれいごとでなく、受験生を応援したい気持ちもある。こんな時に、本当に大変だと思う。でも、政府が「受験は予定通り」と言ってくれてよかったね。コロナ感染者で、若者が多いのが気になるが、感染したおかげで浪人なんてことになるなよ!

将来、立派な海外添乗員・・・いや、社会人になれるように頑張れ!