マスター・ツートンのちょっと天使な添乗員の話

自称天使の添乗員マスター・ツートンの体験記。旅先の様々な経験、人間模様などを書いていきます。

タグ:モデルナ

日曜日に大相撲を生まれて初めて見に行った。升席後ろから二番目だったが、十分に迫力を感じた。やはり、スポーツは生観戦が楽しい。

ところで、この日は力士に関する意識変化が自分の中であった。ふだんテレビでは、中入り後の取り組みしか見ない。そのせいか前頭下位の取り組みは、前座のような気分で見ている。

でも、この日のように三段目の取り組みから見ていると、(このクラスでも生観戦なら十分に迫力がある)前頭以上は、いかに多くの力士の中で上位に上り詰めたアスリートであることが分かるのであった。

いや、中入り後になると、体つきもオーラもまるで違ったし、取り組みの力も拮抗していたし、見ているだけでアドレナリン全開だった。
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まだ人が少ない三段目の取り組みの頃。これくらいから観戦したいね。ちなみに館内にあるちゃんこ鍋屋や弁当屋は大混雑。 

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国技館名物の焼き鳥。こういうのをつまみながら、早いうちからのんびり観戦がいいよ。
一方、僕特有の職業病も出た。

「力士って身体大きいなあ。この人たち、全員BMII30以上あるよな。基礎疾患持ちの扱いじゃん。・・・みんな4回目のワクチン打ったかな。」

みたいな。

そんなことを考えていたら、取り組みの合間に土俵上に掲げられる懸賞旗に「モデルナ」を見つけて笑ってしまった。しかも七回も出てきた。紹介原稿は「メッセンジャーRNAのモデルナ」であった。写真撮っておけばよかったな。

本当、国技館もコロナ禍色だね。

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中入り後の土俵入り 
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横綱照ノ富士の土俵入り
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貴景勝と逸ノ城の取り組み。逸ノ城が強かった!

個人的には、芝田山親方が売っていたビスケットのつかみ取りを楽しませていただいてありがとうございます。
 

さて、頑張っているモデルナのために接種回数上げるべく、今日もワクチン業務に励もうか。
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この前のコールセンターは、珍しく忙しかった。四回目の接種券を受け取ってのんびりされていた年配の方々が、急に始動されたようだ。三回目接種の予約ほどの盛況ぶりではないが、コールセンターのスタッフ数も削減されたので、一人当たりの仕事量はかなりのものだった。

ふだんは、電話を取らないで、スーパーバイザーばりに偉そうにしている僕が、何度も電話を取ったくらいだ。

 

その中に一人、印象に残った八十代前半の女性の方がいた。接種券が届いたばかりだという方は、A会場での接種を希望された。一通り、空いている枠の日にちと時間帯を案内した後、

A会場では、モデルナをご用意しております。」

と、付け加えた。同会場は、三回目接種までは、ずっとファイザーの接種会場だった。その自治体では、街の中心部にあり、一般の医療施設よりも知名度が高いため、圧倒的に人気がある。取り扱いワクチンがファイザーだから、余計に予約が集中した。

だから、今回の取り扱いワクチンが、人気のないモデルナであることを念押しする必要があった。ただし、「モデルナでよろしいですか?」と言ってはいけない。「モデルナをご用意しております。」というのがミソだ。モデルナを悪者にするような発言をしてはいけない。

 

さて、そのご婦人だが、「A会場はモデルナなの・・・?」と、少し考え始めた。ファイザーの会場を希望されるパターンだ。しかし、彼女は明るく言った。

「決めた。私、熱出すわ。」

「熱を出す?」

「ええ。モデルナって、副反応で熱が出るんでしょう?受けたお友達は、みんな大変だったと言っています。」

「はい。・・・それで、モデルナをご希望ですか?」

なんだか話が繋がっていなような気がしたので、確認した。

「はい。私ね、今まではファイザーをずっと打ってきて、今まではなんともなくてね。おかげで、全然効いている気がしないの。だから、今度は熱出します。モデルナでお願い。」

「はい、それはそれでいですが・・・ただ、発熱イコール抗体の数ではないようです。気にされているなら、きちんと抗体検査を受けられたほうが・・・」

「そこまでやる気もないのよ!」

ご婦人は、声を高らかに笑いながら言った。もし、僕が彼女と友達同士であれば、

「じゃ、どこまでやる気なんですか?」

と、言いたいところだが、コールセンターのスタッフとしては、さすがに言えない。「左様でございますか」がせいぜい。

「気休めよ、気休め。」

とお気楽なことを仰る市民と一緒に笑いながら接種予約を終えた。

常に不足しているワクチンを、血眼になりながら、大勢の人たちで取り合う時代は終わった。もはや懐かしいとさえ思う。こんな予約のしかたは、三回目接種まではなかった。

この方、モデルナ接種後に発熱したら、「報告してあげる」くらいのノリだった。

もし、本当にかかってきたら、僕が対応しようと思う。


ちなみに医師と話して、「どのワクチンを打っても問題ないと思います」とは言われているとのことだ。


※モデルナ接種が、必ず発熱を伴うということではありません。今回のお話は、あくまで個人の見解です。
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