マスター・ツートンのちょっと天使な添乗員の話

自称天使の添乗員マスター・ツートンの体験記。旅先の様々な経験、人間模様などを書いていきます。

タグ:四回目接種

東京で新規コロナ感染者が一万人超え。四ヶ月ぶりだそうだ。
その頃、コールセンターでは問い合わせがだんだんと減っていた。最後に一万人を超えた時は、全体的に減少傾向になっていた。

あの頃と比べると恐怖感はそれほどでもないが、ワクチンがあったら、接種希望者は、それに比例して増えてくるものだ。最初はパラパラとしかいなかった四回目希望者は増加傾向。止まっていた三回目接種も再び動き出した。
これまでと違うのは、打ちたいと思った人が、すぐに予約を取れる状態であること。
全てとは言えないが、九割くらいの方々が思い通りになっている。

検討されている方、気軽にお問い合わせください。なお、四回目接種について、これ以上対象を広げるという話は、少なくとも僕らのコールセンターには来ていない。

追加:四回目接種を医療従事者にまで対象を広げることが、ほぼ確実のようだ。さきほどニュースで出た。
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この前のコールセンターは、珍しく忙しかった。四回目の接種券を受け取ってのんびりされていた年配の方々が、急に始動されたようだ。三回目接種の予約ほどの盛況ぶりではないが、コールセンターのスタッフ数も削減されたので、一人当たりの仕事量はかなりのものだった。

ふだんは、電話を取らないで、スーパーバイザーばりに偉そうにしている僕が、何度も電話を取ったくらいだ。

 

その中に一人、印象に残った八十代前半の女性の方がいた。接種券が届いたばかりだという方は、A会場での接種を希望された。一通り、空いている枠の日にちと時間帯を案内した後、

A会場では、モデルナをご用意しております。」

と、付け加えた。同会場は、三回目接種までは、ずっとファイザーの接種会場だった。その自治体では、街の中心部にあり、一般の医療施設よりも知名度が高いため、圧倒的に人気がある。取り扱いワクチンがファイザーだから、余計に予約が集中した。

だから、今回の取り扱いワクチンが、人気のないモデルナであることを念押しする必要があった。ただし、「モデルナでよろしいですか?」と言ってはいけない。「モデルナをご用意しております。」というのがミソだ。モデルナを悪者にするような発言をしてはいけない。

 

さて、そのご婦人だが、「A会場はモデルナなの・・・?」と、少し考え始めた。ファイザーの会場を希望されるパターンだ。しかし、彼女は明るく言った。

「決めた。私、熱出すわ。」

「熱を出す?」

「ええ。モデルナって、副反応で熱が出るんでしょう?受けたお友達は、みんな大変だったと言っています。」

「はい。・・・それで、モデルナをご希望ですか?」

なんだか話が繋がっていなような気がしたので、確認した。

「はい。私ね、今まではファイザーをずっと打ってきて、今まではなんともなくてね。おかげで、全然効いている気がしないの。だから、今度は熱出します。モデルナでお願い。」

「はい、それはそれでいですが・・・ただ、発熱イコール抗体の数ではないようです。気にされているなら、きちんと抗体検査を受けられたほうが・・・」

「そこまでやる気もないのよ!」

ご婦人は、声を高らかに笑いながら言った。もし、僕が彼女と友達同士であれば、

「じゃ、どこまでやる気なんですか?」

と、言いたいところだが、コールセンターのスタッフとしては、さすがに言えない。「左様でございますか」がせいぜい。

「気休めよ、気休め。」

とお気楽なことを仰る市民と一緒に笑いながら接種予約を終えた。

常に不足しているワクチンを、血眼になりながら、大勢の人たちで取り合う時代は終わった。もはや懐かしいとさえ思う。こんな予約のしかたは、三回目接種まではなかった。

この方、モデルナ接種後に発熱したら、「報告してあげる」くらいのノリだった。

もし、本当にかかってきたら、僕が対応しようと思う。


ちなみに医師と話して、「どのワクチンを打っても問題ないと思います」とは言われているとのことだ。


※モデルナ接種が、必ず発熱を伴うということではありません。今回のお話は、あくまで個人の見解です。
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先日、江東区のLINE公式アカウントからメッセージが届いた。
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既に具体的な案内が始まっている自治体がある。国策だから、接種実施の有無が各自治体に任せられることはない。つまり必ず実施される。
しかし、どれほど一般市民が接種を真剣に考えてくれるだろうか。
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例えば、東京では60歳以上の三回目接種率は8割を超える。50代以下に比べて格段に高い。
これは、比較的、高齢者が注意深く真面目なこともあるだろうが、三回目の予約受付及び接種開始当時の感染状況も原因としてはあると思う。
三回目予約開始当時の五千人前後という新規感染者数は、今とそれほど変わらない。だが、あの時は、デルタがおさまり、11月の下旬には日々の感染者が一桁まで落ち着いた後、急増しての五千人前後。
それに対して今は、2月の初旬に二万人を超えた後の五千人前後だ。オミクロンが脅威だったあの頃は、わりと多くの人が三回目をうちたがっていた。感染者数の減少と共に鈍る三回目接種の勢い。働く世代は平日に接種しにくいと言われるが、一、二回目接種の時はそんなことなかった。冷めゆくワクチン熱は、新規感染者数の増え方からも影響されている。
そう考えると、おそらく、四回目に関しては、出足は鈍いであろう。
あまり、おかしなことは言いたくないが、余りそうなワクチンを、廃棄するくらいなら、四回目に当てようとしているのかなどと考えてしまった。いや、いくらなんでも素人考えか。
でも、ワクチンを無駄にするなら、そういうやり方のほうが、マシなような気はする。皮肉ではない。四回目を気にしている高齢者や、基礎疾患持ちの方は、確かににいる。

とりあえず、本日は、連休の谷間の出勤です。
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最近、一般人のワクチン熱が冷めつつあるような気がする。

昨年の今ごろは、「打たなきゃ死んじまう!」ような一般市民の恐怖と、なにがなんでも人より早く接種したいという気迫が伝わってくることが頻繁にあった。コールセンターにいて、「パンデミックの中でパニックになっている人々」がたくさんいることを実感したものだ。

それを、時々でも強く感じる機会があったのは、今年の二月まで。高齢者が三回目の接種を終えるまでだ。今やすっかり、腹立たしさや恐怖を感じるような問い合わせは、ほとんどなくなったと言って良い。

熱くなっているのは、自分の子供のために必死になっている親くらいであろうか。

 

最近は、「タダだから一応受ける」、「海外出張に行く時に、現地で義務付けられているから受ける」くらいの感じの人が多い。真剣に接種したい人は、ネットでさっさと予約を済ませているのだろうか。或いは、職域接種で終えているのか。

この落ち着きは、これはこれで、終息に近づいているという、ひとつの現象なのか。

 

そんな中、「四度目の接種」が報道されても、どうしても三度目の決定までのようにピンと来ないのであった。

念のため言っておくが、政府の政策を批判しているのではない。四回接種を実施している国はあるし、結果も出ているなら、必要な政策なのだと思う。

ただ、ワクチンに対する意識は、国と一般人の間で目に見える乖離が始まったような気がする。
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